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2007年10月31日 (水)

東芝 AVC記録対応RD-A301発表!

予想通り、なんとか年内(12月中旬)に間に合わせるようにして新製品 RD-A301を発売すると、東芝が発表しました。
インプレス記事東芝、HD Rec対応の新VARDIA「RD-A301」
Phile Web記事 東芝、「HD Rec」対応のHD DVDレコーダー“VARDIA”発売 − 予想実売価格は10万円以下

いよいよAVC(H.264)で圧縮したHD映像をDVDに録画するHD Rec対応機種を東芝がぶつけてきました。今までの発言どおり、10万を切る価格をめざした普及機種(上位モデルのRD-X7はさらに先になりそう)です。その発表の内容から、「無理矢理間に合わせた感」が強いのも事実。

それは、HD Recが放送をリアルタイムで記録出来ないこと。後日のアップデートで実装予定だそうだが、年内は無理なようだ。そうなると、年末年始の録画したい時期にHDDが300GBでは少々心もとない(元々「録画はHDD」と言い放っていたのにもかかわらず)。価格を下げるため仕方がなかったのかもしれません。RD-X7には1TBを期待しましょう。

しかし、相変わらず、あれだけ推進してきたカートリッジのDVD-RAMは未対応。これは単純にドライブを生産するだけなのですが、これもコストのあおりか?もうやるつもりはないと見た方がいいでしょう。(RDユーザーへの裏切りですよ) この辺りは松下を見習うべきではないでしょうか。また、DVDの記録フォーマット多すぎませんか? 拡張しすぎでホント一般人には訳わからなくなりますよ。(VHS末期を思い出します。)

唯一いい点というか東芝らしいのが、AVC記録の時にマニュアルで47段階の画質レート設定出来る点ですね。松下、SONYは相変わらず何段階か少ない設定で記録しなくてはいけませんから。

今回の話題はほとんどHD Recが持っていく形になってしまい、なんだかHD DVDの話題が寂しい限り。東芝的には記録はHDDでその先は何でもいいんでしょう(藤井執行役上席常務の発言通り)。さて、SONYも松下も画質を考えて採用しなかったDVD-RにHD画像を2時間(以上)の記録ですが、東芝の映像がどうなのか見物です。普通に考えて、いくらH.264でもあれだけの低いレートで画質が破綻しないかどうか心配です。ちょっとでも動く画像だと厳しいかもしれませんから。まずそこの評価を見定めてから、というのがいいのかもしれません。ただし、すでに11月上旬には松下、ソニーのレコーダーは市場に出ていますので、どうなんでしょうねぇ。

さて、最近の藤井執行役上席常務の発言が何とも負け戦っぽくなっていて心配なんですが、今回も自虐ネタっぽく聞こえてしまいます。「30GB、50GBというのはHDの記録には不足」との発言も、自らHD DVDの記録ディスクは不要と言ってるようなものではないのでしょうか?
Phile Web 東芝芝、藤井氏「“今年中の戦争終結”は撤回」、RD-X7投入も明言

先日も「HD DVD Trade Convention 2007」で大々的に発表を行って迷言「ギャランティーする」を行っているが、なぜかほとんどのIT系サイトからは華麗にスルーされており、Phile webでしか記事を見たことが無かった

また、ブルーレイ陣営からは「Digital Hollywood」でプレス発表会が行われているが、そこでBlu-ray陣営が販売状況の優位をアピールをしています。HD DVDにくらべなんだか余裕が感じられます。(というか藤井さん一人で必死に見えてしまうから)

しかし、数字のマジックなのか、ヨーロッパではどっちの陣営も「こっちが有利」としか言わず、何が正しいのか全然わかりません。またHD DVD「トランスフォーマー」が19万枚のバカ売れとの発表がありましたが、調査会社の発表では全然そこまで行ってなかったり・・・HD DVDは、いつも何年のいつ頃には何十万台、何百万台と予想するが、国内では「弊社のプレーヤーとレコーダーをあわせて、1万台行っていないのが現状。」とかなり売れてないことがわかりました。(去年それ以上売っていたことを示唆する報告をしたはずだが、ものは言いようか・・) これでは「フォーマット戦争なんてなかった」と言われても仕方がないかも知れませんね。大手の量販店の店頭の様子からもわかるとおり。果たして、この新機種で大逆転・・・といかないまでも東芝一社で「次世代で」シェアを獲得出来るのでしょうか。HD RecのDVDが再生できるのは、DVDフォーラムで承認された規格であるにも関わらず、再生に対応するのはこれから発売される東芝レコーダーだけなのはなぜなんでしょう。

みなさんはこれを読んで、何を言ってるか理解できるでしょうか?
東芝 片岡神の発表 BD陣営内で不整合が起きていると主張
言ってる内容は便利そうなことはわかりますが、そこまでの機能、互換性を理解して利用する人がどれだけいるのでしょう。こういうのを読むたび、どうしてもっとカンタンに、シンプルにならないのか?と思います(BD陣営も同様ですが、シャープのHDD無しBD-REのみで「見て消し」政策はその点ではいい方向かと思う)。 また、発言内容は次世代メディア不要論ともとれそうです。HD DVDは安くなる、と何年も前から唱えていますが、実際に安くなったところをみたことがありません。こんど台湾ライテックから500円程度のものが出るそうですが、BD側もLTHで同程度をめざしており、容量単価では負けます。

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(追記)
AV WATCH「映画監督がHD映像を求める理由」

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コメント

不整合を言うなら、東芝地デジレコで顕在化してきていた、理念(規格書の可能性に満ちた?内容)と実践(バグ・低速低機能自社ドライブ・COG制約下)の乖離が、今回のRD-A301では決定的な段階に達したように思います。

具体的には、HD RecでDVD-RAM/RWにTSムーブした番組は、再生転送レートが足りず正常に再生出来ない(データ欠落であり、圧縮による劣化では済まない)事があるが、搭載光ドライブの仕様上の問題であり、使用者がレートとモードを判断してくれと要求しているのですから。

コピーフリーのアナログ放送・スカパーなら、試しに目当ての番組をHD RecでDVD-RAM/RWにTSでコピーして見れば良い訳ですが・・・
少なくとも現時点でコピーワンス運用がされており、視聴者側は、録画モードを試す権利すら剥奪されている事を東芝陣は忘却しています。

会社役員レベルの重役が、国内はレコーダー市場にターゲットを絞り、かつCOGの制約を意識して商品を企画、と2006年段階で認識していた松下と、ワンダーを発し続ける東芝との戦略認識の差が埋まることは、もはや無いと考えた方が妥当でしょう。

投稿: TS | 2007年11月 1日 (木) 00時47分

TSさん、コメントいただきましてありがとうございます。東芝はチグハグな感じが素人に見えてしまうところがどうも・・・。私は今でもRD-X5をスカパー用に愛用してますがいい機械なんですよねぇ。今回の松下のようにHD DVDではないDVD-R//RW/RMドライブのみの製品は出さないんでしょうか。個人的にはHD RecやAVCRecはBDやHD DVDへの移行までのつなぎだと思っていますが、一般の方に受け入れられるのか興味深く思っています。

投稿: 鬼八郎 | 2007年11月 2日 (金) 00時09分

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