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2007年11月11日 (日)

ローリングストーンズ #3

68年から数年間がストーンズにとっては黄金期だったのではないかと、私は思う。ライブのハイライト曲は、ほぼこの時期のものに集中している。


原点回帰となった1発目は「Jumpin' Jack Flash」でしょう。あのキレのあるギターのイントロからベースの出てくるところはゾクゾクするほどカッコいい。印象的なリフはベースのビルワイマンのアイデア(だと主張している)らしいが、実際にべ−スを弾いてるのはキースではないかと個人的に思う(違ってたら済みません)。まったく音程に変化がないのにノリが良く、サビの部分のグルーヴ感が凄い。歌詞の意味はよくわからないがw ロックなんて単純でカッコいいんだよ!ということを体現していると思う。

そして名盤「Beggars Banquet」発表。
beggars
※レコード発売当初は便所の落書きデザインがレコード会社から没にされて素っ気ないシンプルなジャケットだった。


ほぼ、ノリは「Jumpin' Jack Flash」そのまま引き継がれており、シンプルでソリッドなギターにアコースティックギターも多く使われ、ストーズらしいロックからブルースナンバーまでが収録されています。アコギは、当時コンプレッサーなんてなかったのか?テレコにとって音をつぶしていたらしい(「Street Fighting Man」等)。このアルバムは私はとにかく聞きまくりましたね。当時は、すでにリーダーだったブライアン・ジョーンズはドラッグで体調も精神的にも使い物に成らず、バンドの音楽的リーダーはキース・リチャーズだったようだ。(この様子は映画「ONE PLUS ONE」で「Sympathy for the Devil」録音風景の映像が残っている=DVD発売中)

その「Sympathy for the Devil」での大胆なパーカッションの導入がいかにもストーンズと悪魔のイメージを増長する。フレーズ的にはなんてことないんですけど、なんかもう「イッちゃってる」キースのギターソロが凄まじい。まさに名演。(ちなみに映画「ONE PLUS ONE」で、ベースもキースが弾いていたことがわかる)

「No Expectations」ではブライアンジョーンズの(貴重な)スライドギターが聞ける。他にも「Jigsaw Puzzle」「Street Fighting Man」「Stray Cat Blues」「Salt Of The Earth」といった必聴曲、代表曲満載の傑作です。

このアルバムのレコーディングの際に、キース・リチャーズは相当にギターの練習をしたと、何かの雑誌で読んだ記憶があります。ブライアンがまったく使えないので、当時はほとんどのギターをすべて弾いていたようだ。すでにチャック・ベリーのコピーだった初期から、かなりの進化をみせています。キースのギターといえば、6弦を外したオープンGチューニングの5弦ギターが有名ですが、このアルバムではまだオープンD(とかオープンE?)を多用しています(「Jumpin' Jack Flash」とかもそう)。Prodigal Sonで共演したライ・クーダーのプレイからヒントを得てオープンG(「Honky Tonk Women」あたり)を使い始めたようですが、「邪魔だから」6弦を取っちゃうあたりがキースらしい。
これが後にトレードマークになるわけですね。


次のアルバムは「Let It Bleed」で、これもストーンズの代表的名盤とされています。
Letitbleed
Let it bleed


「Gimme Shelter」、ロバートジョンソンの「Love In Vain」、「Live With Me」「Let It Bleed」「Monkey Man」「You Can't Always Get What You Want 」など聞き所も満載。ブルースだけでなくカントリーなどいろいろなものを取り込んでおり、もはやちょっと前までの「The Last Time」を歌っていたストーンズではなくなっていますね。最大のハイライトはやはり「You Can't Always Get What You Want (無情の世界)」でしょう。ビートルズの影響だと思うのですが、あの合唱団の採用が妙なインパクトがある。個人的にはエンディングに向かって盛り上がっていくところが素晴らしいと思う。

このアルバムの録音中にブライアンが脱退し、エリッククラプトン脱退後のブルースブレイカーズでギターを弾いていた21歳のミック・テイラーが参加。激動の70年代へw


・・・・次回へつづく。

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コメント

ちょうど「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」を聴いていた時に、この鬼八郎さんのブログでその曲の事を読んでいた。今は「ストリート・ファイティング・マン」次は「ノー・エクスペクテーションズ」だ。
ジャンピン…が出たとき、ストーンズがよみがえったと喜んだものだった。このストレートなロックがストーンズだ。ビートルズの真似なんかするなって声を大にして言いたかった。

「悪魔を憐れむ歌」は秋葉原の石丸電気(本店)でシングル盤を買ったが、これがその店で最後の物だった。他にもドノバンのLP、カーペンターズのLPも最後のものだった。買った時期が遅れたためだが、滑り込みセーフってとこか。
このどれもが今となっては宝物となっている。
悪魔を…のミック・ジャガーの歌唱力には感服します。ロックでは彼が歌ではNO.1だと当時でも、今でも思います。
6分以上の曲がカットされないでシングル盤になっているのにも驚きました。

「無情の世界」は一時私も凝っていました。シングルは「ホンキー・トンク・ウーマン」のB面でした。ホンキートンクは実に実に名曲で滅多にこんな曲は出ないと思います。あの出だしのリズム感はどこから来るんでしょうか。でもこの曲は何故モノラルなのだろう。

CD・シングルコレクションはUK/USシングル集なので「レット・イット・ブリード」が入ってない。このビロ-ンって伸びるギターの音が大好きで、この曲がことの他気に入っています。

投稿: 毎日がYukiYuki | 2007年11月11日 (日) 20時47分

Honky Tonk Womenは「フェイズアウト」という独特のヌケたギターサウンドとゆるいリズムが、チャーリーのドラムとかけ合わさってなんとも言えない魅力のある曲です。2本の解放弦をただ鳴らすだけのイントロなんて今も昔もありませんよ。もちろんミックのボーカルもかかせない。これぞ「ストーンズ」。王道サウンドが完成した時期とも言えるんじゃないでしょうか。ただストーンズの場合、この「ノリ」がライブでは別物になってしまうのが残念でもあり、ライブならではの魅力でもあります。

投稿: 鬼八郎 | 2007年11月11日 (日) 22時30分

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