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2007年11月27日 (火)

ローリングストーンズ #6

絶好調スト−ンズは、72年にUSツアー、73年にはヨーロッパツアーを行う。日本公演も予定されていたが、大麻などの前科もあって入国できず中止になったのは残念な話です。・・・結局ストーンズの来日まで17年も待たされることになったわけです。(といっても73年当時の私はロックのロの字さえ知らなかったのですが)

その「絶頂期」とも言われる72年ツアーは残念ながら公式な音源は無い。「Ladies and Gentlemen」というお蔵入りした映画の映像が非公式に出回っているので、それで確認ができるが、とにかく素晴らしい内容だ。最近のツアーDVDを4枚組1万円ぐらいで売ってるが「高ぇなー」と思うけど、この映像の公式DVDなら2万出しても買いたいくらい。

またグルーピーとの映像やキースのホテルのTV壊しが赤裸裸に映し出されてお蔵入りになった(やらせだということになってるそうだが?)「コックサッカーブルース」という映像も海賊盤で見ることができる。 なお、これらの一部の映像のうち「Brown Sugar」がオムニバス的なビデオで確か発売されていたように記憶している。あと「Happy」「Midnight Rambler」の一部が、ストーンズ25周年に発売された「25X5」というビデオ、LDで多少ですが確認できたと思います。とくにミックとキースがはもる「HAPPY」の格好良さは必見の映像。この「25X5」には貴重な映像ばかりが収められてるのですが、まだDVD化されたという話は聞いたことがありません。早くDVD化してほしいですね。

25x5

またCDでは海賊盤となるが「PHILADELPHIA SPECIAL」という有名なCDもあり、こちらも音質はまあまあで充分に当時の最高の演奏を堪能できる内容です。(元々72年ツアーの様子はライブ盤の発売が予定されていたそうだ)


しかし、やはりこの音源を語らずにはいられません。そう、73年のヨーロッパツアーの演奏を収めた「Brussels Affair 1973」と、ほぼ同じ音源を使用した(一部72年US音源を追加して編集)伝説の「NASTY MUSIC」です。

Brussellsaffair「Brussels Affair 1973」

私はこの海賊CDが聞きたくてCDプレイヤーを始めて自分の金で買いました^_^;

そして、アナログ時代から海賊盤でありながら名盤として有名だった「NASTY MUSIC」
Nastymusic

キングビスケットフラワーアワーというラジオ用の音源で、NHKのFMでも放送されていました。ですからMIXに不満はあるものの、音質は文句無しの公式盤クオリティ。レコードでは何万もしましたが、今は数種類のデジタルで高音質になった数種類のブートレグCDが安く出回っていますし、ネットでいくらでもカンタンに手に入ります。

こういったブートレグ(海賊盤)を取り上げるのは不本意なんですが、とにかく語らずにはいられない内容なんです。とにかくファンのかたには説明不要なまさに傑作。

収録曲
Brown Sugar
Happy
Gimmie Shelter
Tumbling Dice
Heartbreaker
You Can't Always Get What You Want
Dancing With Mr. D
Angie
Honky Tonk Women
Midnight Rambler
All Down The Line
Bye Bye Johnny
Love In Vain
Sweet Virginia
Rip This Joint
Jumping Jack Flash
Street Fighting Man

72年のツアーの方が BitchやRocks Off、Dead Flowersが演奏されており、選曲的には当時新曲だったHeartbreakerやDancing With Mr. Dの入った73年よりは良いのですが、演奏のできはずっと73年のほうが素晴らしい。特に「ストーンズはハードじゃない」などと言ってる人には聴いて欲しい。ミックの発言にも似たようなものがあったが、エアロスミスは今でもこの時のストーンズの姿を追いかけてるような気がする。

一曲目のBrown SugarからオープンGのレスポールを弾きまくるキースとスライドギターで応戦するミックテイラーのギターが凄い。バンドの演奏にもこれまでにない勢いを感じる。その勢いそのままに続いてハッピーではキースとミックが交互にボーカルを取る。一本のマイクで二人が歌う姿は多くの写真が残っていますね。またGimmie Shelterでもキースのカッティングとミックテイラーのギターが素晴らしい。キースのギターはミックのシャウトするボーカルを盛り上げるようにバンドをひっぱってみせる好演なのだが、さらにテイラーの美しいギターソロが圧巻。深刻の曲をこのうえなく盛り上げる名演。Doo Doo・・(Heartbreaker)ではファンキーなアレンジを加えてカッコ良さが増しており、レコードよりもはるかにかっこいい。You Can't Always Get What You Wantのような壮大な曲、ANGIEはミックのボーカルの上手さが光る。

さて、ここまでも相当凄い出来なのだが、このライブのハイライトのひとつが12分にも及ぶ「Midnight Rambler」。ミックのハーモニカもフィーチャーしたブルースナンバーなのですが、これは凄い。キースのギターが縦横無尽にバンドをグイグイとひっぱる。よりハードに、速く、またスローに、そしてブレイク、そしてまた速く・・・と、キースのギターに合わせバンドがいかようにも変化を見せていく姿には引き込まれ、あっという間に12分が終わってしまう名演。

あとはもうRip This Joint〜Jumping Jack Flash〜Street Fighting Manと怒濤のごとく盛り上がっていくのですが、そのスピード感といったらストーンズ史上最高で、今のJumping Jack Flashしか知らない人は腰を抜かすであろう、とさえ言える。そして最後を締めるStreet Fighting Manの盛り上がり方がもう半端じゃありません。おそらくミックはステージ狭しと駆け回って観客を煽っているのでしょう。ギターをこれでもかとかき鳴らし続けるキース、ミックテイラーのギターソロがどこまでも登り詰めるかのように盛り上げ続けます・・・・

私が知る限り、ロック史上で最も素晴らしいライブ盤だと思う。これ以上凄い物は聴いたことが無い。今からでも正規版で発売してほしい。


こうして海賊盤の世界に踏み込むと、大変なことになります。まあ、もっと詳しくは、いろいろ検索すると見つかるでしょう。(編集違いや追加音源や完全版などのものなど、多数のタイトルでいろいろなCDが出回っているようです。我が家には73年モノだけで7種類もありました。しかしもっといい音源もあるのかも?)

しかし、これほどまでの完成度を誇った絶頂期のストーンズも、自らのソロワークを求めたミックテイラーのストーンズ脱退で、崩壊してしまうのですが・・・・そこはストーンズ、また別の姿で再び頂点へと。


・・・続く。

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