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2007年11月13日 (火)

松田聖子「風立ちぬ」時代

邦楽編を始める前に、自分のホームページで書いていた旧「ひとりごと」の2003年10月16日(木)の記事を再編集して書き込んでおきたいです。やはり、これから始めないと納得いかないので。
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『マイフェバリット・アルバム「風立ちぬ」について』(再編集+追記)

Kazeatinu
「風立ちぬ」

彼女がそれまでの「青い珊瑚礁」「風は秋色」「夏の扉」などのアイドル路線から変化を遂げたのはいうまでもなく「赤いスイートピー/Sweet Memories」のとき(聖子さん自身もそう言ってます)。以降は女性のほうが人気あったのでは?と思うくらいです。・・・しかし! 私が変わったと思うのは「風立ちぬ」〜「白いパラソル」の頃だと思うのです。これが無かったら普通のアイドルのように何年か経ったら消えていたかも?とさえ思います。そしてその2曲が収録されているアルバムがこの「風立ちぬ」。それでも私にとってはこの2 つの名曲がアルバムのメインではありません。それほど良い曲がギッシリ詰まっているのです。

彼女が他のアイドルと違っていたのは、作詞に松本隆、財津和夫、ユーミン、来生たかおなどニューミュージックの大物たちがメインの作曲ということで、とにかく楽曲がすばらしかった(夏の扉以降)。そしてアルバムでは「風立ちぬ」以降、「Pineapple」「Candy」「UTOPIA」と名作を連発。 特にこの3枚は、大瀧ワールドと化した「風立ちぬ」とは違い、完全に次のステップへ進化した松田聖子が聴けることで今でも支持が高く、多くの名曲がたくさんの支持を集めていますね。(このあたり、今ならHMVやAmazonのレビューがたくさんあるので読んでみるのも面白いです)


・・・それでも私は「風立ちぬ」なんです。

その頃の彼女は声が出ませんでした。プロデューサーの大瀧詠一氏は彼女を以前から手がけてみたいと思っていたのに、ようや出番がまわってきたには喉をつぶしてしまっており、曲の音域が制限されたと怒っていたという記事を読んだ記憶があります。当時「風立ちぬ」を歌っていた頃、TBSの「ザ・ベストテン」などの歌番組で声が出なくて苦しんでいた映像を思い出します。そしてそれまで圧倒的声量と綺麗な高域で力強く歌っていた彼女はこのアルバムから変化を遂げます。(聴いてるとわかりますがこのアルバムだけ彼女の声はハスキーというか、かすれてます・・・)。私には声が出ない分、歌に表情をつけるようになりはじめたように聞こえます。このアルバム以前と以後はあきらかに違うのです。以前の彼女はいかにもレッスンしました的でした。「風立ちぬ」以後の彼女の歌唱法はちょっとわざとらしかったり(ぶりっ子系)私にはちょっと鼻につくところがあるので個人的には好みません。このアルバムのときだけは変化の途中という感じ。曲も、以降のものはかなりプロっぽいあざとさが見えたりするのですが(個人的主観ですみません)、このアルバムは歌詞も変に甘ったるかったり臭くならず、曲もベリーベスト! 彼女がアイドルから大人の歌手へと変化を遂げる一番美味しいところ(?)を記録した素晴らしいアルバムと思っています。

ちなみに全曲が超傑作なのですが、まずA面(レコード時代は1-5曲はA面)が大瀧詠一サイド。アルバム自体は「冬」がテーマとしてあるようだが、1曲目の「冬の妖精」からナイアガラサウンドが見事に聖子さんの世界にマッチしている。また「一千一秒物語」も名曲。「いちご畑でつかまえて」の可愛らしさは彼女以外ありえない。そしてB面。「流星ナイト」や「黄昏はオレンジライム」「雨のリゾート」・・・最高です。特に杉真理の書いた「雨のリゾート」は最高傑作です。松田聖子史上この上はありません! この曲を推す人、というか覚えてる人少ないでしょうねぇ。きっと聖子さん自身覚えていないかもしれません(^^; ラスト、「December Morning」で静かに締めるところは彼女の定番です。

今でもCBS/SONYから「CD選書」で安く発売されていますのでぜひ聴いてみて下さい。たぶん私が持ってるのと同じ、大昔に発売したままなのでたいしたリマスタリングもしてないバージョンだと思いますけど。これを自分で PCでマスタリングすることが楽しくてたまりません!




追記 メドレー貼っときます

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