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2015年8月

2015年8月29日 (土)

SONY HT-NT3

Htnt3

SONY HT-NT3


これまで、TV系はヤマハのNX-50、オーディオ系はワイヤレスのソニー SRS-X9と使い分けていたが、統合することにした。

それでも、以前のように大型のAVアンプや5.1chのスピーカーを配置するというようなものではなく、あくまでワイヤレス、手軽で音がしっかりしたもの、ということで選んだのがこのサウンドバー・タイプのシステム。

この手のものは、前面スピーカーを使ったサラウンドが特徴のものが多いが、私はもうサラウンドには興味がないので、この2.1chに特化したものにしてみた。

ソニーを選んだのは、使い慣れたタブレット用のSongPalというアプリで操作、Bluetoothでの接続ができ、さらにLDACというハイレゾなみに音質に対応できるという点が大きい。(XPERIA Z4 tablet持ってるので)

(Macを使用している自分としては、せっかくネットワークにも繋げられるので、AirPlayには対応して欲しかった。あと、LDACコーデックには対応しているが、aptXには対応していない。ソニーはLDAC対応製品はほとんどそのようにしているよだ。ライセンスの問題とか費用とかあるのかもしれないが、LDAC対応機がそこまで普及しているとはいえず、商売の先がかなり限定されてしまうと思うのは構わないということだろうか)


設置は、テレビの前のサウンドバーをおいて、その横にサブウーファーを配置するだけ。あとはHDMIでTV、BDレコーダーをつなぐだけだ。
シンプル。

家のTVは土台部分が前にせり出してきていて、TV台の上には置けなかった。「下駄」になるような木材をホームセンターで買ってみたが、カッコ悪いので使用中止。結局、振動防止のラバーを貼って、TV自体のスタンドに乗せた。奥行きがかなり薄いうえに細くて高さもないので、我が家のテレビではまったく問題がなかった。(設置の上での音質への影響は考えないことにした…。)

以前もっていたようなAVアンプと長々なとたくさん差ピーカーケーブルを繋いで部屋中引き回して部屋の見た目を損ねることもない。サブウーファーもワイヤレスだ。

若干HDMIケーブルを挿すところが狭く、我が家の太いケーブルは無理やりのようになってしまったのが気になった。細く薄く作ったものだから仕方がないのと、我が家のHDMIケーブルが古い?せいかもしれない。最近はもっとスマートなのかな?


さて。音質。

それまでは、AVシステムを一切排除して、ヤマハのNX-50という簡易的な、PCサイドにおいてもちょうどいいような小型スピーカーを使っていたので(それでもけっこう満足してた)、やはり雲泥の差。

低音の質もそうだが、何より人間の声が聴きやすい。

NX-50はラウドネスでブーストしており、迫力を持たせていたが、そのせいで声が引っ込み気味なところがあったのだが、これは違う。以前のBOSEの5.1を使っていたものと比べるとさすがに負けているが、このようなシステムでも十分いけるなあ、と実感。

それでも、購入当初はヌケが悪く、サブウーファーとのつながりも悪い印象だったが、しばらく使っていたらサウンドもまとまってきたような感じ。低音の不自然さも薄くなった。

このての2.1などのサブウーファーシステムでは多分どうしようもないのだろうが、いかに高域と低域をつなぐか、なんだよね。


では、音楽を、というと、これは正直言ってSRS-X9のほうが好きだ。

大雑把にわけるとHT-NT3はAVの音、SRS-X9はオーディオ寄りの音と言っていいだろうか。

ひと塊のBOXから発するSRS-X9の音は、広がりなどの音場感、音像感には欠けるがどのポジションでも聴きやすい。上向きのスーパーツイーターのおかげだろうか。高域はスムースで中域も綺麗でヌケが良い。低音も申し分ないほどに出ている。

SRS-X9はBGM用に最適という意見もあるようで、それもなるほど同意なんだけど、個人的にはこのスピーカーは、目の前においてじっくり音を確認したい、というように思わせてくれるスピーカーだ。もちろんモニター・スピーカーではないし、ワイヤレススピーカーという性質の製品ではあるのだが、自分はそういう、音楽とともに、音質も楽しむ傾向がある製品だと感じて使っていたところがあったんですよ。

だから、今度の買い替えで手放すつもりだったけど、いったん保留にした(;´∀`)


HT-NT3は重低音はさらに沈み込みもあるし、左右が広いのでステレオの広がりが得られるが、音楽の美味しい要素が何か不足している気がするのは気のせいか。左右の広がりはあっても音場感に乏しい。同軸ツイーターの2chなんだけど音像がピタッと決まったときのあの「フワッとした」音場感と定位感がない。平坦で奥行きが感じないのは残念だ。これ以上は何が不満か、というのがうまくいえないくらいサウンドは低域から高域までまとまっているのだがその点はものたりない。電気的にいろいろやったら何かが欠けてるというか、ね。

やはりAV機器的な鳴りとしかいえないな。テレビの前に音がまとまっていて、そこで音を楽しむ、という聴き方にはすごく合ってると思う。つか、そういう製品だし。自分の持ってる不満点はもっとピュアオーディオ的なものに要求するべきだろう。

現在の自分はBluetoothオーディオというか、そういうのにこだわってるというかそういう音楽の楽しみ方をしているので(今面白い分野だからね)、ピュアなアンプ、ピュアなスピーカーを2つ並べて真正面から音楽と対峙するという環境を作ろうと思っていないので、この点はずっと課題だろうな。


ちょっとHT-NT3で残念だったのは、GUIの動きが悪いこと。性能の低いチップを使っているのか、動きがぎこちない。いつものソニーのGUIなんだけど、カクカクで、スピードも遅い。これはひどい。


それから、これは重要なんだけど、HDMI系のBDレコーダー、テレビとの連携。具体的には「このとき、こうなる」と言うのが難しいが、どうも切り替えがうまくいかないときがある。
テレビをONにしても、BDレコーダーをONにしても、HT-NT3がONにならないとか、Bluetoothで音楽を聞いたあとにテレビをみようとするとHT-NT3が反応しないのでテレビのスピーカーから音が出るとか。どうも、設定を「自動」のままにしておくのが良くないみたいだ。(レコーダーからの信号をスルーしちゃうので、スルーさせないようにする必要がある。このあたりはAVアンプと同じ)

HT-NT3が自動スタンバイが効いて、スタンバイになると当然テレビは内蔵スピーカーに音声を切り替えるのだが、ここでHT-NT3をオンにしてもテレビ側の出力は切り替わらず、なぜかHT-NT3はミュートになってしまって音が出ない。HT-NT3のミュートを切るとテレビとHT-NT3両方から音が出るという有様で、これは俺の使い方が悪いのかソニーが悪いのかHDMIの規格が悪いのか、よくわからないが、不便すぎる。HT-NT3の自動スタンバイ移行時間も20分で固定、他の設定値がなく、けっこうすぐにスタンバイになってしまうので、頻繁に上記のことがおきる。(テレビもHT-NT3もその都度電源を入れ直すわけだが、HT-NT3のスタンバイ移行にけっこう時間かかるのでこれもストレス)

また、まれにだけど、BDレコーダーを見ている時、1秒くらい、画面がブラックアウトするときが2回位あった。最初は番組の演出かと思ったが、その後にもあったので、これはHT-NT3のせいという可能性はある。これまでTV直結のときそういうことはなかったからね。原因は不明だ。1週間で2度なので、今後わからない。強引にとりつけたケーブルの接触不良とは思わないが…

さらに、タブレットからbluetoothでつないだときの動作もおかしい。SongPalは、ある程度こなれてきて使いやすくなったのはいいが、最近「SongPal LINK」となって、逆に進化させすぎて使いづらくなっている。家中のスピーカーで一度に鳴らすニーズがどれだけあるのかと問いただしたいところだ。

Bluetoothで、HT-NT3と、SRS-X9を繋ぎ変えようとすると再生が止まったり、接続を見失ったりと不安定。サクッと切り替わらない。

SRS-X9から引き続き、iOS機器からは「Bluetoothスタンバイ」に設定しても起動できない。SRS-X9は、AirPalyで接続すればスタンバイ状態から起動できたが、どちらもBluetoothではスタンバイからONにできない。このあたりは説明書には書いてないのは超不親切。なぜかというとiOS側がスタンバイ状態の機器と接続できていないから(機器をスタンバイにすると見失って「未接続」になる。)このあたりはAndroidとの考え方の違いだろうか?XPERIAの場合は相手がスタンバイでも「ペアリングした機器」として登録されており、接続・未接続という表示はない。

特にダメなところはボリュームコントロールだろう。タブレットのボリュームとHT-NT3(とテレビ)のボリュームが連携する意味は皆無なのだが、ヘッドホンのときのように連動してしまう(iOSだと連携させないくせに…) しかもその連動する幅がおかしく、タブレットでボリュームボタンを1回押すとめっちゃボリューム上がるんだよ(または下がる)。おかしいよ、これ。ボタン1回押すと「3」ずつ上下するね。3段階もいっきに変わっちゃってその間がないんだよ。だから、細かくボリューム調整できるリモコンが結局手放せない。スライダーを動かすと1ずつ動くのでこっっちのほうがいいようだが、なんとも残念だ。


それと、これはもう日本の家電メーカー全部に言いたい。

HT-NT3のリモコンでもこれまで思っていた不満は引き継がれている。

「入力切替」は「+」「ー」とか1個のボタンだけを連続で押して切り替えるんじゃなく、それぞれのダイレクトのボタンをつけてくれと言いたい。

なぜそうしないんだろう。
本当に使いづらい。
ボタンが多いリモコンは敬遠されるだろうことは予想つくがこれは「必要なもの」だ。

本体につないでいる機種がいくつもあるときに不便すぎる。で、テレビのリモコンに録画機器操作のボタンなぞいらないんだよね。どうせ全部の機能をカバーできないから録画機器のリモコンは不要にならず、結局必要になってしまうから…。それよりもテレビを使いやすくするボタンをつけて欲しいよ。
どうでもいい機能のボタンはいっぱいあるのに、一番使うことの多いボタンがこれじゃあ不満ばかりになってくる。


もうなんか、レビュー関係ないほうに行ってしまったが(;´Д`)
音はまあまあ満足だけど、使い勝手は意外に悪い、ってことです。

理想は、設定とか変更しない限り「リモコンを操作しなくて済む」だろう。テレビを見る、BDを見るときに自動で切り替わる。テレビのボタンで音量が変わる。ここまではHDMIでできているんだけど音声の切り替えがおかしい(テレビになったりオーデイオシステムになったり)ときがあった。
Bluetoothで音楽を聞くときは、自動で切り替わる、ボリュームはタブレットで操作するから、基本的にリモコンが要らない、というのが理想のはずがそうはいかない。


相変わらず、ものづくりは悪くないのにソフトウェアが足を引っ張る印象のソニー。
SRS-X9とSongPalのときも最初は酷かった。今後のアップデートに期待する。




※2016年6月4日 その後の印象について記事を追加で掲載しています。

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